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花は霧島  煙草は国分

「芸能や文化は、こんなときにこそ、人びとに夢や活力を与えられるのだ」


これは、調査情報500号に寄せられた、大山勝美さんの言葉だ。
メディアは、人を容易に悲しませることも、落胆させることもできるが、同時に、励ましたり、楽しませたりすることのできるツールでもある。


震災によって、「公共のメディア」である、テレビ・ラジオ・新聞という存在が、いかに普段の私達の生活を支えているかということを思い知らされた。津波の様子に心を痛めることも、少しでも地震を感じたら、チャンネルをいじって地震速報を待つことも、テレビがないと出来ない。

また、公開後3週間で、3億元(日本円にして約40億円)の興行収入を収めた、中国映画「非誠勿擾」がもたらした、北海道ブームも、メディア・映画の影響力の大きさを物語っていると思う。

北海道を訪れる予定なのかはさておき、この震災の中でも、再び、中国人観光客の団体ツアーが日本を訪れている。
中国本土からの団体ツアー復活=観光庁長官が出迎え-成田

日本を訪れてくれるひとたちに応えられるような文化・芸術を、これからも日本は発信していくべきだと私は思う。




余談だが、筆者・大山勝美さんは、先生のおっしゃる通り鹿児島の方だった。
しかも、昨年は渋谷おはら祭(http://www.shibuyadeohara.jp/ 音注意です)の審査員を務められている方だった。ちなみに、おはら祭とは、鹿児島で一番大きなお祭りで、おはら節を踊りながら天文館(鹿児島の繁華街…と書いていいのでしょうか)を練り歩く、というものだ。

渋谷おはら祭とは、おはら祭を渋谷でやろう!というもの。関東に住む鹿児島人が集まり、練習を積み、大都会渋谷でおはら節を踊る。


今年の渋谷おはら祭は、震災のため中止とのことだった。
渋谷おはら祭は、大学1年生の時に参加させてもらったきりだが、懐かしい音楽とともに踊れないのは寂しい。

こんな時こそ、大切なのは芸術や文化なのに。
by oooosss | 2011-05-24 21:52


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